毛穴

美容速報:お悩み別スキンケア②毛穴

顔の毛穴はなぜ目立つのか

顔の毛穴・体の毛穴

大きく見えたり黒ずんで見えたりと、年齢を問わず、毛穴の悩みはとても多いのですが、顔以外の毛穴の悩みってあまり聞きませんよね?

もちろん、メイクなどでまじまじと見つめる機会が多い顔の毛穴と、直接見えない場所もある体の毛穴では目につく頻度にも違いはありますが、それにしても顔の毛穴が目立つ理由はズバリ、顔の毛穴は皮脂腺が大きいから。

以下の図はよく見かける毛穴の断面図ですが、実はこれは体の毛穴。

顔は体よりも皮脂腺が発達している関係上、毛の太さに比べて毛穴がもっと大きくなりますので、どうしても顔の毛穴は目立ってしまうのです。

美容速報:毛穴断面図

毛穴の大きさは遺伝的要因

毛穴の大きさは男性ホルモンの影響。男性ホルモンの分泌量が多いほど皮脂腺が発達し、それによって毛穴が大きくなるのですが、もちろんこの問題は生まれつきで遺伝的なもの。

残念ながらスキンケアで毛穴を小さくすることはできませんが、適切なケアで毛穴を目立たなくさせることが、毛穴ケアの目的となります。

顔の毛穴を目立たせる要因

ただでさえ目立ちやすい顔の毛穴ですが、さらにそれを目立たせる要因が毛穴詰まりたるみ乾燥ですが、その理由とメカニズムは以下の通りです。

毛穴詰まり

皮脂分泌が多いTゾーンに多いのがこのタイプ。皮脂腺から分泌される皮脂と古い角質が混ざって毛穴に詰まった状態(角栓)。毛穴詰まりは、さらに毛穴を黒ずんで見せる原因です。

たるみ

主に頬に出やすいのがこのタイプ。加齢などで肌のたるみが生じると、重力によりのびた肌とともに、毛穴も広がって縦長になります。

乾燥・生活習慣

乾燥や不規則な生活習慣によってお肌のターンオーバーが乱れ、キメが乱れたお肌は不自然な凹凸ができてしまいます。このタイプはキメの乱れによって毛穴の周りにくぼみができ、それが影を生んで毛穴を大きく、黒ずんで見る状態です。

 

失敗しないための、毛穴ケアの基本

詰まり毛穴のケア

洗顔・ピーリング

詰まり毛穴の一番の原因は十分に皮脂と古い角質がきちんと除去できていないことです。皮脂も角質も常に分泌されて発生しますので、詰まり毛穴ケアは毎日の洗顔をしっかり行うことが第一です。

もし使用している洗顔料が油分を含むしっとりタイプなら、さっぱりタイプの洗顔料に変えてみることがおすすめです。

もしそれでも毛穴が気になるなら、週一度程度のピーリングを取り入れましょう。

洗顔
洗顔の目的はクレンジングで残ったメイク汚れや、顔についた水性の汚れを落とすこと。正しい洗顔は素肌美人になるための第一歩です。

毛穴パック

洗顔やピーリングのケアをしても毛穴詰まりが気になるなら、毛穴パックを試してみるのも。

ただし、毛穴パックはお肌への刺激が強いですから、クレイパックなら1週間に一度、より刺激の強いシートタイプなら2週間に一度程度にとどめましょう。

強制的に角栓を除去して毛穴詰まりを解消する毛穴パックには即効性がありますので、ついその爽快感から何度も試してみたくなってしまいますが、安易に刺激の強い毛穴パックを繰り返してしまうとその効果は角栓の除去だけに治まらず、毛穴が大きくなってしまう恐れもあります。

美容速報:泥パック

たるみ毛穴のケア

ピーリング

たるみ毛穴はお肌の老化の初期症状。お肌内部のコラーゲンの生成を促すケアがポイントですが、詰まり毛穴のケアにもなるピーリングが効果的です。

ピーリングは角栓の除去やお肌のターンオーバーの正しい周期を促すだけではなく、角質内のセラミドや真皮層のコラーゲンの生成を促す作用がありますので、不足してきたコラーゲンの生成が促されることでお肌に弾力を回復させ、毛穴のゆるみを目立たなくさせる効果を生み出します。

レチノール

レチノールは体内に含まれるビタミンAの一種。お肌への刺激が強いとされていますが、医学的にもコラーゲンの生成を促す働きが強いと証明されている美容成分です。

お肌にコラーゲンが不足しているのであれば、本来なら直接コラーゲンを補給したいところですが、残念ながらコラーゲンは直接肌へ与えても、お肌のバリア機能に阻まれるため真皮には達せず、角質内で表皮の保湿をサポートする保湿成分になってしまいます。

ところが、レチノールはその優れた浸透力で真皮に達するため、本来のコラーゲンの働きである真皮内で肌の弾力を保つ働きに作用しますので、保湿ではなく、シワやたるみに有効な美容成分として多くのアンチエイジング化粧品に配合されています。

ビタミン

ビタミンC

食品などで我々になじみが深いビタミンCにもコラーゲンを増やす作用があります。中でもスキンケアアイテムでぜひ取り入れたいのは、成分としての安定性とお肌への浸透性を高めた「ビタミンC誘導体」です。

そして、さらに注目したいのがリン酸型やAPPSと呼ばれるタイプ。成分表示では「リン酸アスコルビル」、APPSは「パルチミン酸アスコルビルリン酸3Na」と表示されますので、スキンケアアイテムを選ぶ際はチェックしてみてください。

・ビタミンB1・ビタミンB2

毛穴を目立たせたりニキビの元にもなりかねない毛穴詰まりを防ぐために、過剰な皮脂分泌を抑えるビタミンB1とビタミンB2 を普段の食事で意識的にとりいれることも効果的です。

【ビタミンB1・B2を多く含む食材一例】

ビタミンB1・・・焼きのり、豚肉、たらこ、うなぎ、ごま、鶏レバーなど

ビタミンB2・・・豚・牛・鶏レバー、たらこ、うなぎ、納豆、卵、まいたけなど

皮脂によるテカリを放置すると、酸化して刺激物質に変化し、お肌の老化を促します。テカリに気づいたら、すぐにあぶら取り紙でケアしましょう。

>>次のページ お悩み別スキンケア③ニキビへ

>>TOPへ戻る

>>お悩み別スキンケア 目次ページへ

乾燥
水分を失った「乾燥肌」はバリア機能も低下し、外部刺激の影響を受けやすくなります。スキンケアの要である「保湿」と「乾燥」「バリア機能」それぞれの関係と乾燥対策をしっかり理解しましょう。
タイトルとURLをコピーしました