クレンジング

美容速報:クレンジング

毎日のスキンケア②クレンジング

クレンジングの目的

クレンジングの目的は油性のメイク汚れを落とすこと。

ですから、朝起床して夜に就寝する生活サイクルの場合、必然的にクレンジングは夜行うスキンケアになります。(生活のサイクルが夜中心の場合は逆になることも)

もしメイクを落とさずに就寝してしまうと、酸化したメイク汚れに就寝時の発汗等も合わさって毛穴をふさぎ、ニキビや肌荒れなどのお肌トラブルの原因になってしまうことに。

メイク落としを甘く見た結果の苦い経験、心当たりがある方も多いのではないでしょうか?

どんなに忙しくても疲れていても、メイクは就寝前に必ず落としましょう

美容速報:就寝前にメイクオフを

クレンジング料について

油性のメイクを落とすことがクレンジングの目的ですから、クレンジング料は油分を落としやすくするために、油分と界面活性剤が主な原料となっています。

メカニズムとしてはクレンジング料に含まれる油分が油性のメイクをお肌から浮かし、界面活性剤がメイクなどの油分を洗い流す際の水やぬるま湯となじませ(乳化)て、すすぐ際に洗い流しやすくする働きをしています。

界面活性剤とは

界面活性剤とは、

1つの分子内に分子内にになじみやすい部分(親水基)と、になじみやすい部分(親油基疎水基)を持つ物質の総称。(Wikiより)

その性質からクレンジング料だけではなく、洗顔料や乳液、シャンプーやリンス、各種洗剤などにも使用されている界面活性剤ですが、クレンジング料のタイプによって界面活性剤の力が強すぎるものもあります。

特に、石油系成分(ラウリル硫酸ナトリウム、PEGなど)由来のものは、使用頻度が多いとお肌に過度な負担がかかります。クレンジング料のみならず、お肌に使用するものに関しては、石油系成分由来の界面活性剤は避けましょう

クレンジング料の種類と特徴

①乳液タイプ(薄めのメイク用)

水分の割合が多いため洗い流しやすいですが、その分メイクオフ力も弱いため、薄づきメイクの人向き。お肌には一番優しいタイプです。

②クリームタイプ(バランスがよくおすすめ)

適度な油分を含みつつ、界面活性剤は控えめでお肌にやさしいので普段使いにおすすめなタイプ。しかし製品によって配合は様々なため、試してみてお肌に合ったものを選びましょう。

③ジェルタイプ(すっきりとした使用感)

水分に界面活性剤を多く配合したタイプ。さっぱりとした使用感が特徴ですが、界面活性剤によるお肌への負担が気になる方は、乳白色のクリームタイプがおすすめです。

④オイルタイプ(濃い目のメイク時に)

界面活性剤を多く含むため、メイク落としの効果は強力ですが、その分お肌のダメージも大きいタイプ。キメキメのばっちりメイクをした日限定で使用しましょう。

⑤シートタイプ(時間がないときに)

油分をほとんど含まず、界面活性剤の洗浄力だけでメイクを落とすので、お肌への負担が最も大きいタイプ。またその性質上、拭き取る際にお肌を傷つけてしまうため、決してゴシゴシこすらないように気を付けて。シートタイプはどうしても時間がないときだけに使用するのが○です。

失敗しないためのクレンジングポイント

美容速報:失敗しないクレンジング

失敗しないためのクレンジング心得

その1 ゴシゴシこするべからず

界面活性剤の存在でお肌に負担がかかりやすいクレンジングですから、こすってお肌を刺激してはいけません。またお肌の滑りがいいからといって、クレンジング中に時間をかけてマッサージなどもってのほかです。

その2 クレンジング料をケチるべからず

正しいスキンケアは適量が基本。クレンジング料が少ない場合は摩擦が起きやすくなるため、お肌の負担が大きくなります(必ず取説を確認しましょう)。

その3 時間をかけ過ぎるべからず

お肌に負担がかかるクレンジングですから、理想のクレンジングタイムは長くても1分まで。手順を決めて手早くすすぎまで終わらせましょう。

その4 熱湯や冷水ですすぐべからず

冷たすぎる水は油分の固化を招いて汚れ落ちが悪くなったり、逆に熱すぎるお湯はお肌の乾燥を促す影響も。人肌ぐらいのぬるま湯がベストです。

失敗しない、正しいクレンジング方法

①適量のクレンジング料の半分を取ります

※必ず取説を確認しましょう

②皮膚の強いTゾーンのメイクからクレンジング料をなじませる

※強くこすらないように指の腹を使って

③再び適量のクレンジング料の半分を取ります

④Uゾーンのメイクとクレンジング料をなじませます

※両手全体を使いつつ、やさしく(卵を割らないぐらいの力加減で)

⑤目元や口元のメイクにも

※デリケートな場所は指先を使い、特にやさしく丁寧に

⑥ぬるま湯で手早く洗い流します

※ここでも決して強くこすらないこと。多少のベタつきは洗顔時に洗い流せます

もう失敗しない!ポイントメイクの落とし方

目の周りや唇は特にデリケートな部分。しかし、アイメイクや口紅はロングラスティングのものやマスカラなど落ちにくいものが多く、つい目元や口元を強くこすりがち。

肌への負担を考慮すれば、落としづらいポイントメイクは化粧品メーカーやブランド専用のリムーバーを使用することがベターです。お顔全体のクレンジングの前に、決してこすらずにやさしく汚れを浮かせ、そっと拭き取ることがポイントです

<目元や口元のメイクオフ>

①専用リムーバーを含ませたコットンを、目元や口元のメイクオフしたいそれぞれの箇所へ置いてメイクとなじませます(目安は1分ぐらい)

②力を入れすぎないよう意識して、上から下へやさしくメイクを拭き取ります

③使用したコットンを折り、コットンの角でマスカラなどの残ったメイク汚れをそっと拭き取ります

アイライン

①専用リムーバーをしみ込ませた綿棒を使って、なでるようにそっとアイラインを落とします

②まぶたの際のアイラインは、まぶたを持ち上げて浮かせながら綿棒を当てるように落とします

お肌にやさしいオリーブオイルクレンジング

敏感肌さんや専用リムーバー等クレンジング料で肌荒れの経験がある方は「精製オリーブオイル」をクレンジングで使用する手も。界面活性剤皆無な生成オリーブオイルはお肌に優しいクレンジング方法ですが、メリットもデメリットもあります。

※詳しくはオリーブオイルクレンジングのページ(準備中)をご覧ください

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スキンケアの基本
繊細なお肌を守るために重要なポイントは「清潔」「保湿」「紫外線ケア」。また自分の肌タイプや部位にあった方法で「やさしく」「手早く」「正しく」「しっかり」と行うことがスキンケアの基本です。

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